本日は、枯れたみかんの苗木に別のみかん苗から取った穂木を接ぎ木してみました。
枯れてしまった苗木は昨年秋にコメリで購入したものですが、冬超えに失敗して完全に枯れて木質化してしまっていました。
苗木は2,000円近くしたのでがっかりしましたね。葉っぱがたくさん実も2個くらいついていたんですが、防寒対策を全くせずにいたので葉っぱがすべて落ち、幹もからっからになって枯れてしまいまいた。
先日その無残な残骸を見たところ、台木(おそらくカラタチ?)のところから新芽が出ており、台木自体は生きていることを確認したので、そこに接ぎ木することを思いつきました。
穂木は、最近購入した新しい温州ミカンの苗木から取りました。(この苗木もさっぱり新芽が出てこないんですよね。土が悪いのか?気温がまだ低いせいか?分かりません。)
葉っぱ2枚と新芽が付いているところを切り取って、先を削って穂木を作りました。
接ぎ木にはいくつかのやり方があるようなのですが、台木に切れ目を入れて表皮をはがしてそこに挟み込むやり方(枝接ぎ)でチャレンジすることにしました。
台木に縦に切れ目を入れて、木の表皮をはがしてそこに穂木の先端を挟み込んで、穂木と台木の形成層(水の通り道)同士をくっつけてテープで固定します。
接ぎ木専用のテープがなかったので、養生テープで代用しました。
しかし全然固定できない。地表から出ている台木の長さが短すぎてテープをうまく巻き付けなれないんですよね。
なんとか密着できたので、これで様子を見ることにしました。
翌日確認したところ、穂木の重さで台木からはがれてしまっていました。
失敗です。
これじゃいかんと、ホームセンターで接ぎ木用テープを買ってきました。
新たに穂木を用意して再チャレンジ。
しかし、うまくいきません。ホームセンターで売っていた接ぎ木テープは粘着力が全くなく、手触りもサラサラしていて巻き付けても全く引っかかってくれないんですよね。
しらべたところ、「ニューメデール」といく接ぎ木テープの評判がよかったので、これをネットで買って使ってみることにしました。
台木も土に埋まったままだと作業がしづらいので、いったん鉢から取り出しました。
「ニューメデール」は確かに使いやすい。伸縮性がかなりあって、粘着力こそありませんが、指で触ると引っかかる感じがあって、木に巻き付けたところもテープが重なったところもずれずることなくぴったり固定しやすいんです。
見た目は下手くそですがかなりがっちり固定できました。
一晩水につけたままにして置き、翌日鉢に植え直しました。
3日くらいで台木と穂木が癒着するらしいです。
このまま様子を見てみます。
2023年5月11日 もう一つの枯れた苗木にも接ぎ木してみました。
もう一つ枯れたみかんの苗木があったので接ぎ木してみました。
こちらは地植えしていたのですが、根っこは元の鉢の形ままでした。
うまく成長していなかったみたいですね。
接ぎ木して、一日水につけておいて、翌日根張りよりもワンサイズ大きな鉢に植えました。
コツをつかんで2度目はスムーズにできました。
2023年5月14日(接ぎ木成功後5日後の状況)
5日後確認しましたが、接合部がずれることもなく、2つともぴったりくっついていました。
やや葉っぱの元気がなくなっているのが気になります。
接ぎ木後、3日ほどで癒合するらしいですが、このまま10日くらい様子を見たいと思います。
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