住宅を対象とする窃盗事件は、東京都内では一昨年まで減少傾向にありましたが、昨年は再びわずかに増加に転じました。
泥棒はどの様な手口で住宅に侵入するのでしょうか?
警視庁発表の資料によると、意外なデータが出ています。
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泥棒の手口別発生状況
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住宅を対象とする泥棒には空き巣、忍び込み、居抜きの3つの種類があります。
空き巣 | 家人が不在の住宅に侵入し、金品を盗むこと。 (2074件、76.5%) |
忍び込み | 夜間、家人の就寝時に住宅に侵入し、金品を盗むこと。 (438件、16.2%) |
居抜き | 家人が在宅し、昼寝、食事等をしているすきに住宅に侵入し、金品を盗むこと。 (198件、7.3%) |
空き巣が最も多いが、家人が在宅中の侵入も少なくない
データでは最も多いのは空き巣被害ですが、家人が在宅中の侵入が4分の1近くあるのは驚きですね。
もし家人が侵入者に気付いて遭遇してしまった場合、下手をすると暴行被害にもあいかねません。恐ろしいですね。
最近こんな漫画が話題になりました。
↓ ↓ ↓
【漫画】「知らない人が窓から入ってきた話」
知らない人が窓から入ってきた話
その2不幸なニュースに載る人も、
その1秒前までは普通の生活・普通の人生を送っていたんだなと、
当たり前だけど改めて感じました。まだまだ続きます pic.twitter.com/JBqNpS0Tx1
— オキ@育児漫画 (@oki_soroe) 2018年7月4日
では、どの様な方法で泥棒は屋内に侵入してくるのでしょうか?
泥棒の主な侵入手段
泥棒の主な侵入手口には以下のものがあります。
無締り | 鍵を掛け忘れた玄関、窓等から侵入 |
ガラス破り | ガラスを割ったり、こじ破って侵入 |
施錠開け | ドア錠等を様々な特殊工具を使用し開錠して侵入 |
ドア錠破り | ドアの隙間をバール等の工具で破壊して侵入 |
実際の被害状況
空き巣の侵入手段
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忍び込みの侵入手段
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居抜きの侵入手段
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参照:平成29年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況
なんと、最も多い侵入手段は無締まり(施錠がされていないドアや窓からの侵入)です。
ピッキングやガラス破りなど、道具を使った侵入ではなく、家人の無警戒に付け込んだ侵入が最も多いんですね。
被害の対象となる住居の種類は?
被害は一戸建てだけじゃない。4階建て以上のマンションへの侵入も増加傾向
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泥棒の侵入被害は1戸建ての住居だけにとどまりません。
最近では、4階建て以上のマンションでの侵入被害が増えています。
侵入手口の対策方法は?
侵入手口の割合から判断すると、全てのドアや窓の施錠をした上で、ガラス破りや施錠開け(ピッキング)対策を施せば、被害の90%近くを防げると言えそうです。
まとめ
泥棒に侵入される原因で最も多いのが無締まり、つまり家人の施錠の見過ごしというのは驚きでした。
みなさんもまずは自宅の施錠の状況をチェックしてみてください。
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