秋・冬の雑草対策について【来年の雑草処理を楽にするための工夫】

今年の春・夏は庭の草刈りをさぼりっぱなしでした。

本来、春先のまだ雑草が伸びきってない時分に草刈りをする方が楽だし、種も付ける前なので夏にかけての増殖も抑えられたのですが、やる気がわかずさぼってしまい庭はひどい状況に…

すでに冬に差し掛かっていますが、すでに雑草も種を落とした後なので、成長した草だけでなく種ごとの処理が必要となります。

というわけで、来年の草刈りを楽にするために、秋から冬にかけてできる雑草対策の方法を調べたので紹介します。

おすすめの雑草対策グッズも紹介するので、チェックしてみてください。

秋・冬の各種雑草対策方法の比較

除草剤一番手軽で楽にできるのが除草剤による雑草処理です。
除草剤にもいくつかのタイプがありますが、秋冬向きなのは土壌処理剤入りのもの。

土壌の表面近くに発芽抑制ホルモンが入った薬剤をまいて層を作ると、伸び始めた雑草の芽や根から吸収されて、雑草を生育する前に枯らすことができます。
除草剤は微生物や光などが関与して分解され効果が失われるので、畑でも使用できます。
※詳しい取り扱い方法は商品の使用上の注意点を確認してください。

効果の持続する期間は薬剤によって異なりますが、おおむね3カ月から半年間ほどです。

おすすめの土壌処理剤入り除草剤

サンフーロン

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雑草をしっかり根まで枯らすことができます。
特に枯らすのが難しいイネ科雑草も適切な濃度でしっかり枯らします。
また、速やかに分解され安全です。畑でも使用できます。

ラウンドアップマックスロード

散布後の降雨までの時間が短くても効いて、根まで枯らすことができます。
特に枯らすのが難しいイネ科の雑草もしっかり枯らします。畑でも使用できます。

防草シート&砂利防草シートで土を覆って雑草の芽に日光が当たらないようにすることで雑草の成長を抑制します。
防草シートを選ぶポイントは、耐久性や水はけのよさ、価格、見た目の良さなど。

おすすめは人工芝タイプのものです。

普通の防草シートは真っ黒で、上に砂利などをかけて景観を損ねないようにしますが、人工芝タイプなら見た目もよく、処分する際も楽に済みます。


その他、人工芝タイプの防草シート
低木類の植栽
(グラウンドカバー)
雑草より丈の高い植物をあえて茂らせ敷き詰めることにことにより、雑草に日光が当たらないようにして成長を抑えます。
グラウンドカバーと言われる方法です。

グランドカバーに適した植物は、一般的に雑草を駆逐してしまうほど強い性質を持ち、日陰でも成長し、人に踏まれても枯れることがないので、条件が悪い場所でも育てる事ができます。

グラウンドカバーに向いている植物としてはシロクローバ(シロツメグサ)や、アジュガヒメイワダレソウシバザクラ(芝桜)などがあります。

シロクローバー(シロツメクサ)

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シロクローバーは土壌に対する適応力があり、生育が旺盛でよく茂るため、グラウンドカバーに好適です。
下記の3種の植物よりも繁殖力が強いです。

固有の根粒菌で空気中の窒素を土地に固定し、土壌を肥沃化する働きもあります。
植え付けは春から秋口がおすすめです。

種子も安価に売られており、あまりお金をかけずに試すことができます。

アジュガ


アジュガは止血作用や鎮痛作用があると言われるシソ科のハーブです。

アジュガは常緑で日陰に強く、生育が旺盛なので、グラウンドカバーに適しています。
植える場所によっては茂りすぎて困る場合もあるようなので、区画を区切って計画的に植えてください。

寒さや暑さに強く、春には青紫色やピンクの花を咲かせ、冬も美しい緑の葉を楽しめます。
一般によく出回っているのがアジュガ・レプタンスで、さまざまな品種があります。

ヒメイワダレソウ


ヒメイワダレソウは踏んでも枯れず、繁殖力が旺盛で広がるのも早いため、グラウンドカバーとして人気が高いです。

根を深く降ろすので、一度植えると撤去するのは難しくなってしまうのでご注意ください。
見た目が芝生っぽいので、芝生の代わりに植える植物としても注目されています。

寒さにも暑さにも強いですが、冬は茶色く枯れたような状態になり、春になるとまた新芽が伸びて緑色になります。
植え付けは年中OKです。

日当たり、水はけともに良い場所を選んで植えると、初夏に小さな花をたくさん咲かせます。

シバザクラ(芝桜)


シバザクラは、常緑で地面を覆いつくすように密生し、土の流失も防ぐため、花壇の縁取りや石垣、のり面などのほか、グラウンドカバーとしても利用されています。
まるでシバのように広がりますが、シバほどの耐踏性はないので、あまり人が踏まないところで育てる方がいいでしょう。

春にはサクラに似たかわいい花を咲かせ、花の絨毯のようになります。

植え付けは春と秋がおすすめです。極端に暑い時期や寒い季節は避けてください。
また、株が混んでくると枝枯れすることがあるので、秋に株分けして植え替えることをおすすめします。

草刈りバーナー草刈りバーナーで土の表面を焼くことで、雑草と同時に土に落ちた種子まで焼却します。
種子まで処分できるので当面草が生えこなくなりますし、同時に殺菌や殺虫もできるため、土壌の活性化にもつながります。

ただし、火を使うのでくれぐれも火事には注意して下さい。

自治体によっては庭での火の扱いを条例で禁止しているところもあるので、自治体に確認してから使用してください。
ちなみにうちの自治体では、庭でのごみの焼却は禁止されていますが、草刈りバーナーの使用や刈った草の焼却は問題ないとのことでした。

とはいえ自治体が許可しても、近所から苦情が自治体に届けられ注意を受けてしまう場合もあるようです。
風の強い日は使用を避けたり、煙が近所の家に入っていかないように火力を抑えるなど、使用にあたっては細心の注意を払ってください。

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石・レンガ・タイル貼り、
ウッドデッキ、舗装

雑草対策の基本は雑草に日光が当たらないようにすること。

レンガタイルを土地に敷き詰めたり、ウッドデッキで土地に影を作ったり、舗装することで土に光が当たらないようにします。

ただしいずれの方法もお金がかかります。
景観的には素晴らしいですけどね。

塩をまく塩をまくことで雑草を生えなくすることができます。ただし、雑草以外の全ての植物が生えてこなくなるのでご注意。

まとめ

というわけで、秋から冬にかけてできる雑草対策でした。

うちでは手軽で景観的にも良さそうなシロクローバによるグラウンドカバーを試してみようかと思います。

できるだけ来年の雑草処理が楽になるように頑張りたいですね。

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